電圧フリッカー対策の顛末

こんにちは、サトックスです。

現在の家の引渡し入居から3年が過ぎましたが、今年に入ってから電圧フリッカの現象が顕著に現れるようになりました。

宅内全体で同時に照明がチラチラするんですがその頻度が余りに多いのです。

7月から8月の2ヶ月間は夕方から寝るまでの間にリビングでテレビを見ていると照明のチラチラが3分から5分ごとに発生します。

1時間に1度程度であれば「まあしょうがないかな」とも思えますがさすがにこれだけ頻繁に発生すると気にならないわけには行きません。

先ずは自分で宅内の調査

無線機に給電する安定化電源で特にトランスタイプのものを以前使用していたときに劣化でフリッカーの要因になったことがあったのでそれをスイッチングタイプに交換したことがあったのですが、念のため無線機の電源を外したり。 サーバーに使用している家庭用としてはちょっと大きなUPSを外したりと試してみましたが特に変化はありませんでした。

ちなみに下記の症状が私の家で発生していました。

  • 照明のちらつき
  • 電圧ドロップによるUPS作動
  • 無線用の安定化電源からの唸り(関連ははっきりしない)

東京電力に相談

9月21日に関東電気保安協会の安全点検が行われましたのでその際にまず現状を伝えて相談してみましたところ、宅内に問題は無さそうで配電の経路や分配の規模を見てもらったところ、うちのカバーされているトランス配下には隣の6世帯入っている新しいアパートと既存の一戸建ての数棟が含まれていることが分かりました。

こちらに引っ越してからこのトランスが更新された様子は無いので柱上機器の劣化か需要の増加に対する容量不足の懸念があります。

安全点検方からはカスタマーから直接東電に連絡したほうが対応が早いとの事でしたので早速9月22日(金)に電話して調査を依頼しましたところ、すぐに着てくれることになりました。

早速今日行けますよといわれたときには驚きました。

現地調査

9月23日(土)、朝一番で調査の方に来ていただきました。

開口一番、「いやー立派なマイ電柱ですね・・・」

これは無線専用ですか?

やはりそちらに先に目が行ってしまったようです。

プロにほめていただけるのは嬉しいですね。

で、本題。

先ずは受電しているスマートメーターの点検とデーター採集、そして宅内の配電盤・ブレーカーの点検。

私の家の設備にはまったく問題がないとのことで、トランスから家までの柱上設備の点検に進み、別の調査チームが後日設備の精査に来るとの事で一旦撤収。

9月25日(月)、柱上設備の調査チームが調査を終えて私の携帯に連絡があり結果は・・・

原因

柱上にあるヒューズの結線部分でゆるみがあった

増し締めしたのでこれで改善されると思われるとの事でした。

残念ながら私は現地にいなかったので電話での報告だけですが・・・

よく電線にあるこのゴムのカバー

この中に電線同士を接続するボルト型のコネクタが入っています。

この締め付けが緩んで接触が不十分になっていたことが原因との事でした。

しばらく様子を見て、また問題があれば連絡くださいとのことでした。

結果

ここ2日間一切症状が出なくなりました。

もう少し様子を見てみますが差し当たり原因が解明され、すぐに是正されたのは良かったです。

私も避雷設備の鬼より線の接続で使っていますがしばらくするとよりが落ち着いて緩むことがありそうかなと思っていました。 このコネクターは土中に埋設されているので近いうちに点検してみます。

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コメント

  1. こんな原始的な原因でちらつきが起きてたんですか!?

    そういえばディスプレイがブラウン管だった時代CAD用の大型ディスプレイ(確か重量4、50kg)で、フリッカーフリーと言う高価なものを使用していました。

    • Satox より:

      ほとんどのトラブルは基本的な部分がおろそかになったときに発生することが多いので、先ずは接続の確認が第一ですね。

      CRTのフリッカーフリーと電圧フリッカは別物なんですが。 目に付くという点では一緒ですかね。

      フリッカーフリーCRTは人間が認識できる点滅の限界を少し超える走査レート(70Hz以上)を実現して画面のちらつきを人間が感じないようにした製品でしたね。