サービスボディー製作8 バックドアフレーム

前日の材料調達と作業に引き続き本日もどんどん作業を進めます。

と言ってもいきなり材料の寸法を間違えて刻んだり・・・しかも短めに(涙)

作業前日に設計の確認と修正、当日の朝に作業手順と段取りのイメージ、実際に作業が始まると変更も出ますのでその都度対応を検討しCADで作成した設計図に手書きの修正と再計算などなどでクタクタです。

オマケに日曜日と月曜日は夜の仕事も入っていますので時間も気になります。

連日お手伝いのエスカワ社長もお疲れです。

安全第一で怪我の無いようにガンバリマス!

最近ディスクグラインダーの減りも圧倒的に早くなってきました。

それだけ溶接がヘタクソと言う説もありますが・・・ボディー外装面なのでビードを残さずに平面になるように擦っています。

作業開始

刻みも多いので高速切断機のディスクの消耗も早くなってきました。 予備が無いと万一破断や消耗の際に作業中断となりますので予備のストックは重要です。

リアドアフレームの下端水切りにLアングルを使うので角パイプに切り込みを入れています。

結構工程が多く、思案箇所も多数になり記憶が輻輳し始めることもあるのでその都度図に書いて確認します。

誤差は±2.0mm許容でやっていますが今のところそこらへんで収まっています。

ランクルの荷台自体が誤差8mmなのでこれでも十分な精度ですがチリが合わないと組み込めない状況も発生するのである程度の余裕は必要です。

図面上である程度妥当な数値を出しておいて現状に合わせて変更しつつその上で規定の数値で製作するようにしています。

って、結局精度悪いじゃないの・・・

まあそうとも言えますが、把握したうえでの数値変更なのでそこからの誤差を2.0mm、仕上がり目標1.5mm以内でやってます。

そんなこんなで作業が中断し、再開しようかと思い家や父上登場!

我が家で保管しているサーフボードを取りにやって来ました。

これからサーフィンですって。

70歳を過ぎてサーフィンとは素晴らしいですね。

大きめのコーナーマグネット、これ良いです!

結構精度よく直角が出ます。

こっちをタックして。

あっちもタックして。

4隅をタックしたら後は躯体に合体してから修正します。

エスカワ社長のお陰で記録画像が残り助かります。

内側に臨時の固定バーが入っていますがこれが無くなればすんなりと荷台に上り下りできます。

だんだん形になってきましたね。

エスカワ社長もこれは良いわ~ 今まで言っていたことがモノを見るとよく理解できる。 これまでの工夫と苦労が良く解るとのお言葉お頂きました。

そんな細かいところを分かってくれる仲間がいることは幸せです。

形が崩れる前に(笑)ジャンジャンくっ付けちゃいます。

ちょっとでも怪しい時にはすぐに作業を中止して検討会議をするサトックスですが調子が出ているうちにどんどん進めます。

前日に不良品となったパーツ・・・

これですが、今になって使い道が出てきました。

この様に小さく切って新たなパーツになり加工の手間が省けました。

ここに再利用です。

こんなパーツはいつどこでピッタリ合うか分からないので一通り廃棄せずに保管しておきます。

リアドアフレームが入りました。

本溶接は水切りが入ってから仕上げます。

開口部が大きいので補強を入れておきます。

この上に鋼板を貼るのでなくても最終的には強度は出ますが、この辺りに可倒式ステップを装備するのでフレームを追加します。

本溶接できるところはサクサク進めます。

リア部分は形になりました!

本来の予定ではこの後サイドドアフレームに水切りを取り付けて剛性を確保してから荷台から降ろして本溶接作業を予定でしたがこの後ライブの仕事が入っており時間切れとなる状況。 一人ではつり上げ作業は出来そうになかったのでこの状態で降ろすことに。

エスカワ社長と記念撮影です。

ここまで2人で一緒に作って来た甲斐がありました。

中に乗り込んでいるだけで夢が形になって来る嬉しさがありますね。

フレーム取り外し

とうとうこの瞬間が!

ハンドパワーです!

前回は人力で降ろせましたが重量がかさんできたので安全の為吊ってから車を前に出して馬に乗せることにしました。

やはりチェーンブロックが欲しいですね。

離脱完了です。

ランクルの鉄粉除去

実は一番の懸案事項であった鉄粉除去を行いました。

これ以上先延ばしすると手当てが大変になるのでダメージが深まる前にこれをしたいがためにフレームの離脱を急いだ訳なんです。

サビサビの荷台は鉄粉除去剤で見る見るパープルに!

余りに錆が多いのでパープルを超えて茶色になります。

これだけ鉄粉と言うか鉄の破片とスパッタがこびりついてます。

極力車の上での溶接作業や研磨はしたくないのですがどうしても車体基準で作業しないといけない部分も有りますので仕方が無いです。

無事ボディーもすべすべになり錆の被害も食い止められました。

珍しく18時前に作業完了です!

と言うのもこの後1930時から町田でライブのお仕事なので大急ぎシャワー浴びて、着替えて出勤です。

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