サービスボディー製作104 ツールボックス用スライドフレーム艤装

本日のメニュー

  • フレーム仕上げ
  • スライドフレーム艤装
  • ツールボックス加工
  • ツールボックス艤装
  • スライドテーブル取付け
  • ハンドル追加
  • 消火器ブラケット取付
  • 動作確認

フレーム仕上げ

前日までに塗装を終えたフレームにパーツを艤装します。

今回搭載するツールボックスはKTC SKX1202で工具セットに付属するボックスです。

既にメーカー生産終了のモデルで2段2引出しのタイプはこのモデルが最後の様で現行最小モデルは3段3引出しのモデルで幅と奥行きは同じですが高さが65mm高くなります。 万一チェストを交換する場合にはスライドテーブルを諦めればフレームの改造なく入れ替えが出来ます。

スライドレール固定用のブラインドナットの上から塗装したのでスレッドを清掃します。

入り込んだ塗料は殆ど無かったのでそのままネジを締め込んで問題なしでした。

この部分は手が入らないわけではないのでブラインドナットが無くてもボルトナットで固定可能ですが、一人で艤装するには片手で本体を保持しながらもう片方の手でネジを扱う必要がありますのでブラインドナットにすることで作業性が格段に上がります。

消火器固定金具のベースにもブラインドナットを取り付けます。

こちらも予め手間をかけておいて後の作業の効率化を図ります。

フレームの材質がスチールの為ネジの取り外しで傷が入り錆の原因になることが多々ありますがブラインドナットを挿入しておけばその心配がなくなります。

M6のブラインドナットが無事入りました。

裏側の様子です。

この様にスペースが限られている空間での固定作業にブラインドナットは欠かせません。 それにしても専用工具は仕上がりも綺麗で何より仕事が早いです。

ブラケットのスライドレール固定面です。 塗料が垂れていますが見えなくなる部分なので修正せずにそのままです。

外側はこの様になりました。

フレームの造形や寸法はややこしい部分も有りましたが妥協せずきっちり作りました。

更にデュアルバッテリーにアップグレードする際にそのまま使えるバッテリ-固定ブラケット用のブラインドナットを位置出しします。

9mm厚の余り材でバッテリーの下に敷く板を刻みます。 これまではそのままホイールハウスの上にエプトシーラーを介して置いていましたが現時点では使わない2個目のバッテリーが納まる位置にフラットバーが渡っているのでバッテリー筐体損傷防止目的で追加です。

この様に納まります。

と言ってもその2台目のスペースまで足らないので現時点では1台目のバッテリーのエリアで位置合わせ的な使い方です。

デュアルバッテリー化する際には新たに板を用意する予定です。

スライドフレーム艤装

フレームの仕上げが終わったところで設置場所を清掃して受け入れ態勢を整えます。

汚れや傷がついていたのでコンパウンドとポリッシャーでサッと磨きました。

ついでにシュアラスターでワックスを掛けてときます。

ホイールハウスと接触する箇所に振動による損傷を予防すべくエプトシーラーを貼ってみました。 ネジでしっかりと固定されるので動くことはありませんが振動綾ボディーの歪みできしみ音や塗装削れの原因になるといけませんので念には念を入れておきます。

問題なく所定の位置に納まりネジもすんなり入りました。

今回は歪みも殆ど無く仕上がったみたいです。

外側から見た状態です。

後はこの空間にツールボックスとテーブルのスライド角の機構を干渉なく上手く組み込めれば完成です。

ツールボックス加工

ツールボックス自体をスライドすさせるためのレールを取り付ける加工は済んでいますので、そのツールボックスに吊るすテーブルをスライドさせるためのパーツを作ります。

先ずはレールを保持するためのブラケットを製作します。

Lアングルを切りったり削ったりで・・・いつも通り手元にたまたまあるものから工夫します。

テーブル用のスライドレールはブラインドナットに対してネジで固定する方法にして作業性を確保します。

ツールボックスとブラケットの接合はリベットです。 これが強度もありスペースを取らず最善の選択です。

スライドレールはツールボックス本体用途同じ部品です。

レールの取り付け位置を変えることにより何かメリットが無いか検討してみましたが特に見当たらないのでツールボックス用レールと同じ位置で取り付けています。

後ろに下げたところで格納時に庫内に張り出し展開時には張り出さずに被る部分が多くなるだけなので意味なしですね。フロント側はドアパネルやパネル開閉用のリンクロッドとの取り合いがあるので余地なしです。

すべてを展開するとこのようになります。

ツールボックス艤装

この日は一人作業でしたのでツールボックスを展開した状態で保持しながら内側のレールをネジで固定する作業は結構難しいと思われました。 万一落としたりでもしたらツールボックスや車体に傷でもつけた時には目も当てられません。

先ずは落とさないようにフロント側から押さえていきました。

しかしブラインドナット作戦が功を奏して片手でも固定することに成功しました。

無事本体固定成功です!

しなることも無くしっかりと展張します。

格納状態ではドアパンチとの干渉も無く所定の位置に納まります。

後はボックス本体の下にあるスペースとドアパネルの水切りの間でテーブルを仕込めば完成です。

スライドテーブル取付け

テーブルパネルもたまたま10年ほど前にキッチンで使って、その後不要になり保管していた集合材を切り出してレールに固定しました。

フロントも綺麗に納まっています。

テーブルの後端にアルミのフラットバーを追加してみました。

なくても良さそうではありますがテーブル展張時に後端のボックスとの隙間からドリルビットや小ねじなどのショートパーツ等が転がってホイールハウスに落ちると探しに行くのが面倒ですからね。

1枚のフラットバーですがクリアランスはシビアなのでリベットやその他のブラケットに干渉しないようにミリ単位で調整しました。

1/1スケールの造作でこの細かさなので私には模型の製作は出来そうにありません。

ハンドル追加

スムーズに引き出すためには真ん中の位置を保持して牽き出したら押し込む必要がありますがツールボックス周りのクリアランスが少なすぎてこのままでは手掛かりがありません。

無理してこの辺りに手を入れるとボックスが動いた際に手を怪我します。

ちょっと挟んだだけでも痛かったです。

唯一真ん中で折りつけ出来るのはこの位置のみ。

ここに納まるサイズで張り出し量もドアパネルと干渉しない部品を探してきました。

こちらの商品です。

モノタロウが無いと作業が進まないですね。

ここ最近はこれが無いと何もできないサトックスですが・・・

ブラインドナットのお世話になります。

これ本当に便利ですね。

元からここにあったかのようなハンドルですね(笑)

クリアランスは見ての通りです(笑)

納まってよかったですわ。

消火器ブラケット取付

専用のブラケットをM6のアプセットネジ2本で固定して完成です。

リア扉経由で庫内からも、サイドドアからもアクセス可能で位置が低いので持ち出しやすい高さになりました。

しかも一目瞭然です。

消火器は荷物で隠れたり必要時に取り出しの障害にある状況が発生しにくいところにないと意味ないですからね。

動作確認

やっとここまで辿り着きました!

ツールボックスを展張

更にテーブルも展張

遠目に見ると開放状態で庇となドアパネルとのバランスも絶妙です。

(自分で褒めないとと誰も褒めてくれないので・・・)

ツールボックスは格納状態でテーブルのみ展張

動作確認OK!

最後に・・・

天板を固定して完成です。

トップシェルフにはツールラックに格納してある周のボックスもピッタリのサイズにしましたので重ねて積み込めます。 走行時には崩壊しないようにバンジーロープで固定する必要はありそうですね。

スポンサーリンク


当ブログにお越し下さいましてありがとうございます。
ブログランキングに参加しております。
皆様の応援が励みになりますのでよろしければ応援クリックくお願い致します。
にほんブログ村 車ブログへ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする