今週も引き続き作業です。
11月にも拘らず暖かいお天気で正に溶接日和(笑)
リアエンドパネルの最終設計をまとめるために採寸です。
サービスボディーの終端のフレームと観音扉の収まり部分、床板との取り合いを検討しています。
これまでSlam Ratch Door Strikerの収まりを扉の水切り板に収まるべく検討してきましたが、アメリカのピックアップと異なりランクルの荷台の後端は極限までマージンを削っているので余裕はありません。
そろそろ決断しないと工程に影響が・・・
特に後部ドアは安全の為出来れば半ドアの効くラッチにしたいのでストライカーピンが枠よりはみ出ても良いことにすれば解決できますので今回は諦めて半ドア機能を取ることにしました。
資材調達
これまではホームセンターで資材を入手してきましたが今回の材料は3×6のt1.6mm鋼板なので置いている店がありませんでした。
40年程気になっていた(笑)近所の鋼管問屋さん位お電話してみたところ、在庫も豊富にありしかも価格がビックリするほど安く、しかも土曜日はお昼まで営業しているとの事で突撃!
製作途中のフレームの屋根に乗せて帰宅です。
板が乗るだけでも屋根が出来てくるイメージが湧いてきます。
なんとなく私は狭いお部屋が好きみたいです。
プロ用の問屋さんなのでお店の方々が怖かったらどうしようかとも心配していましたが・・。そんなことは全くなく、親身になっていろいろと相談に乗っていただきました。
これからはここで材料を仕入れることにします!
修正
旋回の作業でも修正したフロントフレームですが点検するとベースフレームの右側に少々浮きが。
歪みの影響と思われますが気になるので修正しました。
これで落ち着いてくれればいいのですが・・・と相互に最終的に搭載するときにはパワープレイになりそうです。
作業開始
本日のメインタスクはサイドドアの吊元フレームを1本から2本に変更することにしたので祖の取付けです。
通常は9時には作業を始めますが、本日は買い出しもあったので11時から作業開始です。
材料を刻んで組み入れ箇所に当ててみます。
ピッタリ過ぎてきついので開先を作りつつ修正です。
週末作業なので1週間放置、しかも雨も降りましたので錆が発生してしまいますので溶接前に綺麗にします。
最終的に組みあがった時点ですべてのカラー塗装と錆を落としてパテ修正とコーキングを施してからの下地塗装の予定なので作業で触る部分のみ擦りました。
溶接面の視界範囲は狭いのでついついのぞき窓から見える様に体勢を変えて調節してしまうので疲れます。
本当は車に搭載した状態で作業したくないのですが、歪みを少なくしつつ、適当なサイズで作られたランクルの荷台に合わせるにはこれしか方法がありません。
もう疲れたので溶接機に腰掛けながらやってます。
溶接し過ぎないようにほどほどのところで止めときます。
トントントン。
2トン積ならボディーの重量も気にならないのですが・・・ランクルは600kg積みで架装重量がツールボックスを含むと190kg前後になる予定なので比率が高いですが資材や商品の積載量は300kgを超えることは無さそうなので問題なしです。
乗り心地が良くなって丁度いいぐらいでしょうか。
2年前に導入したBim Bomキャンセラー。
これにより車高が6mm前後だったと思いますが多少下がっていますが、架装後は抜いたほうが良いかもしれません。
但し乗り心地を考えるとダンパー交換にも興味が出てきました。
そんなことを妄想しながらワイヤブラシでサカサカしときます。
削らなくても良いぐらい綺麗なビードが出来ば作業時間も短縮するのですが薄物の溶接は難しいですね。
なかなかノズルを最適な位置を維持しつつ移動するのが難しいですね。
溶けてくっついていれば、見た目は削ってしまうので関係ないね~
とは言いながらも・・・
本日のビード。
綺麗にできると嬉しいものです。
この様に仕上がる時はスラグの量も少なくサラッと落ちます。
ここは削らずにそのままにしておきます。
苦手な真下からの溶接も慎重に。
パルス戦法で冷ましながら進めました。
とりあえずこのように付きました。
仕上げは後日車体から降ろしてからに行うことに。
ココが強化されると全体の安定度が圧倒的に変わります。
本来は両端にパネルが少しでも入れば最適ですが、開口面積を優先しました。
テールゲート撤去
テールゲート自体は既に撤去していありますが、テールゲートのヒンジを撤去しました。
こちらです。
3か所でスポット溶接してありますのでこのスポットを解いて取り外してみます。
左側はスポットのくりぬきが甘く少しくっついていた為にこじった際に捲れを生じてしまいましたが・・・
右側は綺麗に抜けました。
フロントバルクヘッド固定アングル製作
いきなり完成ですが、フロントバルクヘッドにあるスペアタイヤハンガー基台固定ネジを活用して、フロントのセンターで固定できるようにアングルを作成しました。
エスカワ社長の手作りです。
が、
採寸の誤差があり1個目は廃棄処分!
2個目で収まりました。
採寸ミスと言うよりは歪みで微妙に左右差があり左右対称でなかったこととと、ドリルがズレて穴の位置が変わってしまったことが合わさり誤差が出てしまいました。
リアエンドフレーム検討
実は私の中ではこの部分が一番悩んだ部分です。
しかもある程度組んでからパーツを当てて採寸しないと判断できない箇所でしたので大変でしたが、何とかCAD上で検討してきました。
結局組んで当ててみれは一目瞭然でした。
ピッタリ合いました!
この部分なんです。
観音扉のヒンジの吊元となるパイプとサイドパネルです。
この部分はデザイン的にも重要な箇所ですが何より構造上強度を確保するために必要な部分です。
仮止めのみですが実際に組み付けて検討するのが一番間違いないですね。
一度作ってしまえばなんてことないんですが、実物を見て、感じながら進めるのとは全く違いますね。
明日はこの部分の仕上げからスタートです。
無事此処まで出来ました。
この姿を眺めた途端一気に作業が進みそうな予感がしてきました。
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