サービスボディー製作16 右側サイドドア製作

そろそろ塗装前の状態でランクルの荷台に仮搭載して各部の収まりの確認とリアパネルの型取りをする必要がありますのでホイストを用意しました。

たまたま2個セットで安かったので吊荷荷重1トンタイプでオーバースペックですがポチっとしました。

更にこのホイストを吊るフックも・・・

では、昨日のドアフレームの仕上げからスタートです。

タックした後にチリ合わせを行ったところで終了でしたので本溶接を進めます。

特設ランクルクッキングスタジオですね。

私のお尻しか映っていませんが・・・ Youtuberにでもなろうかと思いましたがこれじゃ無理ですね。

手元が映ってね~し。

納期も迫ってきていますので冗談抜きにどんどん作業を進めます。

今日は昨日に比べて随分と冷え込んできましたがこのブルーシートに囲まれた空間で作業していると結構暖かいです。

風が当たらないとこれ程にも体感温度が違うんですね。

寒さでエスカワ社長もおかしくなってしまいました。

このボディーが出来ないと現場に出れないので二人とも真剣です。

もう既に2件程電気の仕事の依頼を受けていますがランクル出来るまで動けないのでお客様でにお待ちいただいております。

フレームが出来たので鋼板を切り出します。

シャーはなかなか簡単に綺麗に裁断できます。

前回と違いロールがだんだんと大きくなってきました。

駒が動いたかもしれません。

フレームにタックします。

とりあえず1丁上がり!

今回はサクサクできましたがこれは前回の経験があるからで、初めての作業は倍以上の時間が掛かります。 製作方法と作業手順を検討しながらなので仕方が無いですね。

このプロジェクトでのほとんどの手順は初めてなので検討に時間をかけましたが後から修正ややり直しも何度か有り更に時間が掛かっています。 想定の70%の進捗と言ったところです。

タック済みの水切りにはめ込みます。

チリ合わせをして穴あけ位置をケガキして穴あけに入ります。

ここ1年仕事でドリルを使う機会が増えましたが、一番無駄な時間を取られるのが穴あけ作業と言う事が分かりました。 母材とドリルビットの相性などですんなり開かず嵌ってしまうケースも多々ありました。

刃物は大切ですね。

反対側にも穴あけ完了!

これでパネルの穴あけはOK。 ねじ止めし位置合わせをしてから1本ずつ溶接ナットに交換します。

ヒンジ部分が終わったらラッチのブラケットの位置決めと固定です。

この部分に・・・

微妙な加減で溶接して・・・

ラッチとストライカーピン、ガススプリングのブラケットベースが溶接できました。

なかなか手の入りずらい箇所は綺麗に溶接できません。

特に厚みが2倍以上異なる母材同士の溶接は難しいですね。

ビードぐらいンディングディスクも既に10枚以上消費しているような気がします。

丸1日かかって無事此処まで辿り着きました!

やっとサイドドアの両側に!

右側のパネルは89度辺りまで開放して静止できるように調整しました。

車輛搭載時にパネルエンドでのクリアランスを極力取りつつも雨天の際に雨水が吊元に流れ込まない微妙な角度です。

いや~なかなか良い眺めです。

満足感が上がってきました。

こう眺めているとまだまだ先は長いですが、完成が見えてきます。

材料の買い出しから刻み作業を始めて、時々完成するのか不安になりながら作業を進めてきましたが常に「自分で出来ないことは直観的に始めないだろうから、自分が始めたということは何れかの方法を見つけて完成出来るだろう」と考えながら自分を信じて進めてきました。

但し一人では不可能なことも多々あり、エスカワ社長の捨て身の献身的なサポートで着実に進んでいます。

来週には扉周りを終わらせて外装パネルの一部でも進めたいところです。

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