市販ランクル購入後最大のトラブルがこの「左流れ」の問題です。
症状
手放しで50mも走行すると、1m程左に移動してしまいます。
直進走行中は常にステアリングを1時方向に切った状態で保持しないと路肩に吸い寄せられてしまう現象です。
この症状はよくあるディーラーに入庫すると再現しないあの厄介なタイプのトラブルではなく、購入したディーラーの工場長、及びいつも自宅からディーラまで車両の回送をしてくれる担当セールス氏も確認しました。
ある程度左に流れるのは車だけの原因でもない事なので許容できますが、それにも限度がります。
流石にこんなにハンドルが左に回るほど引っ張られるのは何かが絶対におかしな状態です。
アライメント測定
先ずは現状のアライメント数値測定から。
結果、車体事態とアライメントの調整は全く問題なし。
あれだけの症状が出ているのにも関わらず、数値は全く問題ないので、無理に真っ直ぐ走るように逆に調整して打消すようなことはせずに原因究明を続行するとのこと。
ユニフォミティ測定 (Uniformity)
タイヤ4本それぞれのユニフォミティを計測することになりました。
「測定から特にLFVに問題があることが分かりました」との報告が工場長からありました。
LFV(ラテラル・フォースバリエーション)
タイヤを転がしたときに路面との接地面に発生する力の変動のなかで、横方向に変動する力のこと。
これが現状のLFVの測定画面です。
特に1本(右前)LFV値が100Nを示しているものがります。
タイヤメーカーの許容範囲が120Nなので規格外不良品ではないが他のタイヤと比較すると値が離れている。
今回の対策
不良品ではないので現段階ではクレーム交換できないので配置を変えることに。
配置変更後がこちら。
工場長曰く多少は改善したが、「左流れ」解決できていない。
私が運転してもやはりそうでした。
右向きの合成N値にすることによって左流れが軽減しないかという戦法と思われます。
ここはひとまず様子を見ることにしました。
純正装着タイヤであるDUNLOP SP QUALIFIERは比較的古い設計のトラック用タイヤですからただでさえばらつきを抑えるのが難しいタイヤの精度は更に低くなっていることは想像できます。
1回目 7,497km
スポンサーリンク