グリーサブル・スプリングシャックル/ピン

こんばんは、サトックスです。

週末も休みなく動いているサックスです。

そろそろ整備も終わらせてゆっくり遊びにでも行きたいところですが、7月から9月は土木作業に追われていましたのでやっと溜まっていた車の整備に取り掛かっているところです。

今日は8月にオーストラリアから輸入したグリスアップ用のニップルが内蔵されているスプリングシャックルとスプリングピンのセットを取り付けました。

流石にサスペンションの様な大きなストレスのかかる部位の作業は知り合いの整備士お願いして私は助手で作業を進めます。

これでギコギコ音から解放されればいいのですが・・・

いやこれなら解放されること間違いない!

そう言えばこのギコギコ、2015年から気が付くとグリースアップをしてきましたが、以来出たり出なかったり、大きくなったり小さくなったり結構気まぐれなんですよね。 しばらくはグリススプレーでごまかすことは出来ますが、根本的な解決にはならないんですよね。

なんだかうまく写真が取れませんでしたが手前の2本がピンです。

こちらがシャックル。

純正と大きさは全く変わりません。

その隣が耐油性があるグリス対応ブッシュ一式です。

KARSONS MT12290 S358HDK (Made in India)

ブッシュ一式はPoly Tuff Bushingsです。

セットで135.95 AUDでした。

スプリングピン交換

こちらがオリジナルのスプリングピン(左側)。

私のランクルは納車から5カ月目には運転席側のピンから異音が発生し始めました。

スプレーグリスを噴いたり、CRC556を使ったりしましたが根本的な改善にはなりませんでした。

こちらが右側です。

外見は左右ほぼ一緒ですが右側の方がコンディションが良くないんです。

リアスプリングピンのボルトを外し、スプリングピンを取り外します。

整備書にはこのように書いてあります。

注 意 : スプリングASSY RRは左右片側ずつ脱着作業を行い、両側を同時に取りはずさない。

左はすんなり外れました。
整備書では Uボルトを外して分解することになっていますが今回はそのままで作業しています。

左のクロメート処理されているピンが今回装着するグリーサブルピンで、右は取り外した純正品です。

純正品はもちろんグリスニップルは無く、ピン自体もくぼみは無く丸です。

グリーサブルタイプは車両装着後ピンの中にある穴にニップルを取り付けてしようします。

ニップルから圧送されたグリスはピンにある穴からピンのくぼみを伝ってブッシュのスリットを通り全体に広がります。

スプリング側の穴はブッシュを外すと泥や錆、グリスの塊がこびりついているので予め綺麗に清掃します。

錆がある場合はサンドペーパーを当ててスムーズにしておきます。

私のランクルは右側に錆が発生していました。

純正は2種類でシャックルのアッパー(車体側)のみ異なるサイズでシャックルのスプリング側とピンは同一部品でした。

ところが耐油性ブッシュセットには3種類入っており、シャックル車体側はほぼ同じ形状のものがあり迷いはありませんでしたが、残りの2種類はブッシュのひだの部分のあつみが異なるものが入っておりどちらをピン側で使用するか試行錯誤してしまいましたが最終的には厚みにある方をピン側に使用して薄い方をシャックルのスプリング側に使用することで落ち着きました。

このために3回ほど組直しせざるを得なくなり余計に時間がかかってしまいました。

何も説明文が無いので仕方が無いですね。

スプリングシャックル交換

こちらが純正のスプリングシャックルです。

時々異音が発生することがりましたがピン側と比べるとそれほど頻繁でもありませんでした。

内側がシャックルプレートになっておりネジを外してシャックルを外側に引き出して取り除きます。

こちらもホール内は綺麗に清掃して、新しいブッシュいシャックルにグリスを塗布します。

左側は特に問題なくすんなり外せましたが、右側の特に車体側は錆はありませんでしたが固着していました。

右スプリング側は錆びており固着気味でした。

新しいシャックルを取り付けました。

今回はブラックに塗装せずにクロメート処理のままでしばらく試してみます。

私は純正の雰囲気を大切にしていますのでいずれ黒塗装するかもしれません。

問題発生

既にブッシュの配置で随分と時間を使ってしまいましたが、最大の問題はシャックルのニップルを入れるグリスホールのネジが切れていませんでした。

この部分です。

うっすらとネジが切っているような模様はありますが3回転程入ったところで停まります。 最終的にはM6x1.0でネジを切って問題なくニップルが収まりました。

シャックル側も無事収まり、取り付け完了。

グリース注入

ピン側はスプリングの内側中心部付近から余剰のグリスが出てくればOKです。 同時にブッシュの周りや場合によってはピンプレート上の軸付近からも染み出てきます。

このような感じですね。

シャックル側も問題なくグリスの注入を完了しました。

感想

作業終了後に試運転。

先ず異音は全くでなくなったのは当然ですが、乗り心地がしなやかに改善しました。

恐らくリーフの動きに引っ掛かりが無くなりスムーズに動くようになったことが直接の要因ですがここまで体験できるのは嬉しい誤算でした。

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