新車購入、納車から3カ月でもう天井に穴を開けます!
新車では2台目、トータル3台目の天井穴あけです。
天井には穴を開ける人はそうそういないと思いますが、無線を運用するために車両には実は結構いるんです。
と言っても、業務用の車両がほとんどですが・・・消防車やパトカーはほぼ開いています。 それ以外の車両はいかに穴を開けずに性能を出すかと言うことに工夫を凝らしています。
少なくとも2台の無線機を搭載する予定ですので最低でも2個は開けなければなりません。 それ以上のアンテナはレインガーターなどを利用して取り付けることになりそうです。
再販ランクルの天井は吊り天井から一体成型天井に変更されています。
これによりルーフパネルと一体成型天井のトリムのクリアランスがほとんど無くなりコネクターを逃がすスペースが無くなってしまいました。
従来の吊り天井であれば私の2台目セドリックの様にルーフライニングにファスナーを追加して点検口とすることが出来るのですが・・・
ちなみに1台目セドリックは吊り天井でしたがこのYPYと同一の部品で点検口付きでした。
再販ランクルでは成型天井トリムに穴を開けてコネクターを室内側に逃がして、カバーを取り付ける方法以外ありません。
内張り剥がし
先ずは室内腰上の内装を剥がしていきます。
このあたりのトリムからから念のため取り外していきます。
フロント周り、サンバイザーやミラー、アシストハンドルなどを取り外します。
Bピラーからリアパネルに掛けても内装部品もすべて取り外します。
いやー、また余計なものを発見してしまいました。
ダブルキャブのリアパネルはシングルキャブピックアップと共通ですのでシングルキャブのルームランプ用の取付けホールがそのまま残っています。
これを見たら、やっぱりここにランプを付けたくなりますよね・・・
いかんいかん、作業に集中しないといけませんね。
前方のパネルの様子です。
左右の四角い開口部には何が付くんでしょうか? やはり気になりますね。
穴あけ開始
後ろ側の穴あけから始めます。
位置出しの上での注意点は、トリムを戻して点検口カバーを付けた時にカバーの後端がトリムの湾曲部分に掛からない位置を確認することです。
養生テープを貼って後端からの位置とセンターを合わせていきます。
とうとうこの何の汚れも無いルーフパネルに穴が開きます。
ここまで来たら後戻りは許されないと心で唱えて勢いで進めます。
内側から下穴を開けて・・・
とうとう、穴が、で間髪入れずに・・・
16mmのホールソーで一気に貫通です。
エスカワ社長が室内側で点検口カバーとなる予定の部品で切粉を受けてくれてます。
シルバーライニングが見えます。
とうとう穴が開いてしまいました。
これが残骸。 もうこれで後戻りはできません。
はい、もう一度確認です。 夢ではありません、現実です!
2個目も穴あけしてしまいます。
穴が空いたところでバリ取りをして内側の塗装をベルトサンダーで剥がします。
この様な状態がベストです。
これはアンテナ基台との導通を確保するためです。
切り口と内側の一部、その外側は錆防止のためペイントします。
アンテナブラケット
次に150系クラウンのパトカー用のアンテナ用ルーフブラケットの準備をします。
この様なイメージで天井に固定されます。
点検口側はN型コネクターで同軸ケーブルに接続されます。 N型コネクターの一部はブラケットに干渉するのでパネルの一部を切り取っています。
ルーフパネル同様導通を確保するために塗装を一部剥がしておきます。
内側にスプリングワッシャーが入りますのでこちらも忘れずに。
とりあえず仮取付完了です。
一体成型ルーフライニングを取り付けてからブラケットなのでこれは取り付け整合性の確認です。
一体成型ルーフトリム加工
ルーフライニングトリムに穴あけ位置の下書きを・・・
この時には向きが間違えていることにま全く気が付いていません。
本来は頭上空間の確保と特にリアシート中央の同乗者の圧迫感軽減の為縦向きにする予定でしたが、本来のパトカーは横向きに固定されるので、うっかり横向きにケガキを入れてしまいました。
開口終わって笑ってられるのもここまで。
この後青ざめて・・・もう19,000円払って新品のライニングトリムを注文する勢いでした。
気を取り直して本来の縦向きに開けなおしています。
点検口カバーを取り付けると間違えて切断した開口部は見えなくなることが分かりましたので差し当たりこれで作業を進めることにしました。
ルーフトップアンテナ取付2に続く
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