サービスボディー製作20 リアドアパネル造作(右側)

12/15のメニュー

  • リアドアヒンジ取付(右)
  • リアドアパネル溶接ナット(右)
  • 水切り位置の確認(これ次第でピンの位置が変わります。)
  • リアドアラッチブラケット作成(右)
  • リアドアストライカーピン位置検討(右)

副戸(右側)ドアパネルの設定が確定したら水切り位置の確定

リアドアストライカーピン下側まで本日できました。

明日はリアドアストライカーピン上側からスタートです。

水切りフレームの修正し主戸(左側)に着手。

  • リアドアパネル溶接(左)
  • リアドアヒンジ用ブラインドナット取付け(左)
  • リアドアヒンジ取付(左)
  • リアドアパネル溶接ナット(左)
  • リアドアラッチブラケット作成(左)
  • リアドアストライカーピン位置検討(左)

最後に召し合わせ部の造作と塗装後のパッキン必要有無の検討。

錆との闘い

それにしても先週から1週間搭載状態のサービスボディーは雨の影響をもろに受けてサビサビです。

サンダーで擦って塗装無し状態なので当然ですがあらゆる箇所が錆び始めています。

やはり鉄工を屋外で時間をかけて行うのは不可能ですね。

小さい作品の鉄工作業であれば問題なさそうですが流石にこの大きさの作品を2カ月以上かけて製作するのは無理があるようです。

屋内作業場が無ければ2機目の製作は難しいですね。

まあ金額的に折り合わないと思いますがオーストラリアで1万ドル以上で販売されている根拠を身をもって理解しました。 実際に設計費、資材経費、人件費と材料費を見ると10台以下の受注だと1台当たり1万ドル(電装関係抜き)に収めるのは至難の業です。

特に電気工事業をはじめてから感じることがよくありますが職人さんに(友達ではない)知り合いだから安くやってくれと言うのはもっての外ですね。 その施工や設計に必要な道具や知識のコストは計り知れないものがあることを忘れてはいけないですね。 それに親方が職人に払う人件費は安く出来ないですからね。

技術があるお友達ならば一緒に作業すればその人件費が浮くぐらいでしょうか(笑) 技術があればの話ですが・・・ あるいは技術を習得したい勤勉な方とか。

ヒンジ取付

前回までにブラインドナットの施工は完了しているので本日は・・・

ドアパネルの位置を確定してネジ穴処理を行います。

吊元上側は窓ガラスとの取り合いもあるので上端方向に上げてあります。

この後溶接ナットを仕上げます。

吊元下側はバックフレームとの位置関係やシール類を貼りやすいように離れ気味にしました。

なかなかギリギリの良い位置にネジ穴が来ました。

ドアパネルの仕上げ溶接はパネルを取り外してからゆっくり行いますがその際にネジ穴付近は鋼板の剥がれ防止の為しっかりと溶接する予定です。

水切り位置確認・修正

うっかり水切りの位置決めの際に外装パネルの厚さ分を考慮し忘れてサイドドアの水切りと同じ分量しか押していないので隙間が空いてしまいますので修正です。

なかなか水切りに縁が無い様ですがここは重要なので一度仮溶接を外して付け直しました。

右パネルラッチ・ストライカーピン取り合い検討

無事右パネルの取付けが終わりラッチ関係の位置検討です。

なかなかピッタリした感じです。

戸締りもスムーズでカチッとしています。

ラッチ・ストライカーピン取付け

この個所のストライカーピンは安全の為極力床板面から突出しないよう取り合いをしないといけないので開口部の中心から離れてしまいますが無理のない位置で決めることにしました。

ストライカーのブラケットはサイドパネルよりも手の長いものを用意しなければいけないので25mmLアングルと50mmフラットバーを組み合わました。

この様に突出量多めですがしっかりと固定できました。

ストライカーピンは荷台本体の床面に直接固定しています。

万一積み荷が滑ってドアを押してもドア枠にダメージが及ばないようになっています。

なかなかスマートでシンプルに工作できました。

本来であればこの機構をドアの厚み内に収めるのが基本ですがランクルの荷台にはマージンが殆ど無いので不可能です。

ドア厚の範囲外で解決する方法ではこの位置しかありませんでした。

床板はラッチが入り込む部分を切り込んで抱き込みながらそれ以外の部分は水切りまで出し、ストライカーピンの頭が床面と面一になるようにします。

この部分が計画当初から一番の難関、なかなか答えが出ず頭痛の種でしたが作りながら検討の甲斐あり強度も保ちつつうまく収まりました。

上部のラッチ取付は明日になりますが1個でも戸締り感は抜群です。

それにしても相変わらず1mm単位の調整でこの戸締り感が相当変化しますので調整は簡単ではありません。

スムーズに軽い操作力でしっかり締まり、ガタつかない位置を探すのは至難の業です。

明日は反対側の作業に入ります。

これが完了すれば扉本体の調整はすべて終わりますので荷台からフレームを降ろして外装パネルの刻みと溶接、扉を外して細かい部分の溶接や鋼板の板金溶接仕上げに入れれば再来週ぐらいには扉以外のフレーム本体の塗装に入りたいところです。

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