TNC ERRORが出現するようになり始めたので、改めてファームウェアの点検をはじめました。
クラウンに搭載する前にひと通りアップデートしましたが、念のため確認してみます。
TNCがONにできないのでTNCファームウェアのバージョンが確認できません。
早速TNC Firmwareのアップデートを掛けてみましたが下記のような表示が出ています。
その後、内蔵バッテリーML614を外して30分ほど置いておき再度電源投入で、無事復旧出来ました。
左はエラーでTNCが起動しない状態なので、TNCのVersionが表示されません。
右は強制リセット後の状態です。 Ver. 1.02が表示されています。
ML614は1.6Vまで落ちていましたので、注文済の新しいバッテリーに後日交換です。
中村OMにも色々とアドバイスをいただきました。
バージョンアップ前の状態は:
本体ファームウェア Ver.2.01
操作パネルファームウェア Ver.2.11
内蔵TNCファームウェア 不明
バージョンアップ後の状態は:
本体ファームウェア Ver.2.01
操作パネルファームウェア Ver.2.11
内蔵TNCファームウェア Ver. 1.02
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● 今回のアップデート内容
・ Ver.1.01→Ver.1.02 (2011年 5月20日)
1. 内蔵TNCと操作パネル部のCPUとの通信にエラーが発生したとき、内蔵TNCが自動的にリセットされるように仕様を追加しました。
(操作パネル部のファームウェアも、Ver2.10(以降)へのアップデートが必要です。)
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● 今回のアップデート内容
・ Ver.2.10→Ver.2.11 (2012年7月31日)
1. メッセージの自動応答機能で、待ち時間を設定できるように機能を追加しました。
メッセージを受信して待ち時間(10秒、または30秒)の間に無線機を操作すると、受信したメッセージに対する自動応答メッセージの送信がキャンセルされます。
[メニューNo.622:AUTO MESSAGE REPLY]で、[REPLY]の設定を以下から選択します。
[OFF]:メッセージの自動応答をおこないません。(従来通り。)
[ON(DELAY TIME NONE)]:メッセージ受信直後に自動応答をおこないます。(従来の「ON」と同じ動作。)
[ON(DELAY TIME 10 sec)]:メッセージ受信後、約10秒後に自動応答をおこないます。(追加された仕様。)
[ON(DELAY TIME 30 sec)]:メッセージ受信後、約30秒後に自動応答をおこないます。(追加された仕様。)
(TM-D710/S, RC-D710)
2. 自動応答メッセージの先頭に、”Auto Answer message”を意味する「AA:」が自動的に付加されるように仕様を追加しました。
上記の仕様は、WB4APR:Bob Bruninga氏の推奨に基づいています。詳細は下記の Webページをご参照ください。
APRS SPEC Addendum 1.1 : http://aprs.org/aprs11.html
(TM-D710/S, RC-D710)
3. [メニューNo.624:SOUND]で、[TX BEEP(BEACON)]の名称を[TX BEEP]に変更し、ビーコン(位置情報パケット)送信時と同様に自動応答メッセージの送信時にもビープ音が出力されるように仕様を追加しました。
(TM-D710/S, RC-D710)
4. メッセージリストで、【F】を押して表示される拡張画面の項目に【EDIT】を追加しました。受信、または送信したメッセージの内容や宛先を再編集して送信することができます。
(TM-D710/S, RC-D710)
5. 上記4.の【EDIT】によるメッセージ再編集機能の追加にともない、【REPLY】での返信時には受信したメッセージの内容を自動で引用しないように仕様を変更しました。
(TM-D710/S, RC-D710)
6. パケットデータを受信中に、内蔵TNCがまれにKISSモードから抜けてしまう場合がある現象を修正しました。
(TM-D710/S, RC-D710)
* 今回の機能追加にともない、「メモリーコントロール用プログラム:MCP-2A」も併せてアップデートしました。
* 追加、変更された機能の詳細は、お知らせ(取扱扱説明書の補足説明)をご参照ください。
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