サービスボディー製作11 サイドドアパネル水切り作り直し

本日はサンクスギビングで国民の祝日です。

前回の作業でウエザーストリップの反発力を見誤り水切りの取り合いが正しくなく作り直しとなってしまい、折角溶接した部材を撤去しましたが4隅の溶接個所は手ごわくそのままになっていした。

今回は撤去作業の続きです。

やり直しの作業は本当にキツイですね。

今までの労力が無駄になるのみならず母材にダメージが及びますので慎重かつ大胆に作業を進めます。

これが原因で工程上も1稼働日以上の遅れになりました。

こちらが角に残った部材です。

剥がせないので削り取ります。

別の隅です。

ストレート部分は剥がせましたが、入角部分はなかなか簡単には処理できません。

凹んでばかりもいられないので作業を進めたいところですが連日の作業で首と肩、背中が神経痛の様に痛みが走りもう1週間も悪化するばかりです。

お陰で連日針治療・・・

そっちのコストも嵩んできます(涙)

砥石も見る見る減っていきますね。

私の心も減っていきます。

しかしながら流石は我が妻、スザンナはこう言います。

メーカーの担当者に聞いても分からない反発力はやはり実際にテストしないと答えが出ないので必要な工程ね。 実際に完璧なクオリティーに至るための必要なプロセスで、実際に数値も出たのだからマイナスは一つもない! と言い切っておりました。

さすがはPh.D.

ちなみに奥は、毎回私の相棒のエスカワ社長のお昼を作ってくれてます。

有難い限りです。

そんな奥の大々的な支援もあり無事綺麗に撤去作業が完了しました。

今度は反発力を考慮して当初よりも9mm下げて組み上げます。

(テストピースでの試験はこの場合意味なかったです。 おそらく数学に明るければテストピースでも計算できたと思われますが、私には実物大で実験しかできません。)

再確認。 ここで良んだよな?

気分一新、前進あるのみで溶接開始。

ところでそろそろ溶接もうまくなってきたかと思いきや・・・ だんだん溶接個所が複雑になり上達度合いと難易度の進み具合が吊り合いません。

上下、左右組み合わせて位置の確認をします。

ちなみに上に行くほど更に奥に入り圧力を低くしてやります。

1.5mm程ですがこれだけでも扉の開閉のフィーリングが相当違ってきますので大事です。

機能的な問題はありませんが、作業で使う道具なので使用感って大事ですよね。

溶接前の状態です。

きっちり収まりました。

折角綺麗に刻めましたが、溶接すれば消えてなくなります。

無事仮溶接も終わり正しい位置で水切りが収まりました。

復旧完了、これで先に進めます。

これがノウハウの蓄積なんですが、これを鳴れた業者におらいすればその知識と技能の価値が安くないことをよく理解できました。

この後、ラッチとガススプリングのマウントの取り付け位置の検討に入りました。

扉が付くとやはり様になりますね。

ガススプリングを当ててみます。

丁度良い長さで上手く行きそうです・・・

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