サービスボディー製作121 エアバッグサポートスプリング取付

前回の準備作業で塗装したブラケット類も乾燥したので取付作業に入ります。

ちょっとしたひと手間が後々の錆問題の低減に大きく作用することを願っています(笑)

まあ見えないところなのでコンナモンデヨシ!

エアバルブブラケット

先ずは吸気注入バルブのブラケットを作ります。

純正オプションもありますがリアバンパーに開けるネジ穴の数を少なくするためにトレーラーコネクターの取り付け穴を利用することにしました。

おなじみ‘加工の楽なアルミアングルを使います。

トレーラーカプラーのブラケットと共締めする穴とエアプラグを2個取り付ける穴を開孔します。

エアプラグの裏側、ワンタッチコネクタ部分です。

こちらが表面。

なんとなくですが小奇麗にできました。

あまり細かいところは気にしません。

共締め完了でコンパクトに納まりました。

このポジションであれば何かにヒットしてエアが漏れるという事故が起こる可能性は少なそうです。

忘れそうなので最大空気圧の表示を貼付しました。

付属のエアバルブキャップは金属製で反対にするとエアを抜くことができるタイプですが失くすといけないので普通のプラスチックのキャップを付けています。

実際には空気圧計付きのエアインフレーターで操作する予定です。

出来ればタンクとコンプレッサーもオンボードで搭載したいところですね。

エアバッグ本体取り付け

きちんと締付トルクが表記されています。

L字エアコネクターをねじ込みます。

天地逆ですがこちらがアクスル側になります。

このナットはセルフロックナットになっていて締付時に少々硬くで手で回すのが面倒な感じです。

そこでインパクトを使ったのえですが・・・

やらかしました!

閉めすぎてネジをバカにしてしまいました。

なぜ気付いたかというと車両に取り付けようとしたときに上下のブラケットの向きが逆になっていたのです。

上下のブラケット共に左右対称ではなくオフセットしていました。

左側のユニットに遮熱板を挟み忘れるという失態!

修正しようと緩めたときに気付きました。

いろいろ検討した結果バンプストップ側のブラケットはネジ1本で止まっていますので回転して修正することができたので位置は解決しましたが遮熱板は無しで取り付けることになってしまいました。

エアバックが破損したら買いなおします・・・

勉強代が高くつきました。

ということでその後の作業は同様と共にスムーズに進まず写真少なめです。

左側は無事納まりましたが遮熱板無しです。

マフラー側に何か遮熱板を作ってバンドで止める作戦が良さそうですね。

ちょっと近いかな・・・

これまでの運用ではそれほど熱が入る印象はありませんが山道走行や林道走行などではマズいかも知れません。

エアホースを接続してリアバンパーのエアプラブまで配策します。

左側には修正も含めて1時間以上かかってしまいました。

Uボルトを外した際にリーフを降ろしてしまいピンが外れてアクスルが後ろにずれてしまったためタイダウンベルトで前方へ引きながら組み上げました。

右側はそんなトラブルもなく30分程でスムーズに取付完了です。

先に取り付けたエアバルブブラケットの裏側です。

ここに左右から来たエアホースを接続します。

綺麗に接続完了です。

コルゲートチューブや特にエアホースを切断する際にはきれいな切り口が要求されます。

このチューブカッターは必需品です。

ぜひエアホース関係を触る場合は一つ手元にあると失敗がありませんし作業は圧倒的に早く、質も上がります。

動作試験

少しづつ空気を入れて既定の最大圧力まで上げてエアリークテストを行います。

50PSI/3.5Kpaが規定値です。

このインフレーターはPSIとKpa単位が切替できるので便利です。

こちらがエア無しの状態。

883mmです。

50PSIで伸びた状態でエアバッグはこの様になります。

912mmまで上昇しました。

29mmの上昇です。

想定通りですね。

これで積載状態で丁度良いぐらいです。

前輪の荷重が抜けてさらに上がっているのでバランスをとるためにはフロントの荷重を多くする必要はまた残っています。

半日以上かけて失敗はありましたが無事エアバッグの取り付けが終わりました。

次回交換する時には気を付けます。

コーションラベル貼付

最後にエアバッグサポートスプリング取付者である旨の警告シールを運転席付近に貼りました。

オペレーションマニュアルをグローブボックスに搭載して作業終了です。

試運転

先ずは車高を調整して本来の高さに上げるとサービスボディー庫内に入るためのステップの高さが随分と高く感じることに気付きました。

ステップから降りるときも地面が遠いです。

で、お楽しみの試運転!

ドライブウェイから出た瞬間に違いが分かります。

縁石の段差を降りる時点で揺れ方が違います。

大げさではなくクラウンロイヤルにでも乗っているかのような印象です。

一つ問題がありまして・・・

ロードセンシングバルブを調整しないとリアブレーキの利きが悪くなります。

3cm近く車高を上げるということは300Kg近い荷重が載っているにもかかわらず抜けたと状態と同じ車高になってしまうのでその文リアブレーキの油圧が減じられて止まりません。

時速40キロフルブレーキの実験をしてみましたが制動距離は4mから5mも変わりました。

これは早急に調整する必要があります。


33,879km 取付

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